沼のはずれでつつましく

お芝居の感想 2.5とか

世界は優しい者に優しい

 カフカさん2回目見てきました!特典は紫のほうの付箋。グッズ等の再入荷は見られず。(入荷してまた売り切れたのかもしれない)よく考えれば休日だったんだし大阪の劇場へ遠征すればよかったんだね。パン屋さんの衣装も見れたのに。うかつ。

 カフカさん、いろいろ好きなところがありますがまずはSNS回の絶望。
「人に認められなければ自信が持てない、だったらそんな自信など要らない」
「僕は何年も書き続けたものが日の目を見ない、そんな不遇を嘆き絶望する側の人間なんだ。そしてそんな僕を僕が承認できれば満足なんだ!」
 ああまったくもってカフカさんの言う通り。胆に銘じたい名言です。私が私を承認する!

 そして見れば見るほど大好きになる大家さん。劇場版おまけ映像でのコメント、「まあ『愛をこめて』は私の妄想なんだけど」のとこの流れるような間が大好き。大好き…というか、つい自己投影したくなるというか。

 あとは仲間達の優しさが爆発するキャンプ回がいいですね。つぐみの「店長めっちゃキレイっす」にすべてが集約されている。
 パン屋さんの面子や喫茶店の人達がカフカさんに限らずへんなひとを「そういうひとだし」って自然に扱ってることが見ていてとても安心します。優しい世界なんだけど実は優しいのは世界だけじゃなく、カフカさん自身も絶望しながらも孤独を好むわけではないという。彼も世界に対して開かれてるからこその優しさなのかもなって。
 だってバイト仲間とのバーベキューに参加するんやでカフカさん。すごない?
 そんな中、カフカさんの絶望を前にしてもなお自分を曲げなかった人がいるのもいい。婚活回の人強かったw

 6話のドラマを集中して見てみて、そういえば…と「虫籠の錠前」もまとめて見たくなってきました。あれもこんな風なイベント上映があればよかったのに。(知らないだけであったのかな?)