沼のはずれでつつましく

お芝居の感想 2.5とか

ステと和解せよ

 十二夜の対応がすごいことになってますね。休みがとれなくて私は行けないんだけど、上演決定うれしいな。
 もちろん、残念ながら中止になってしまった公演も、それはそれで苦渋の選択だと思うのでその判断を支持します。だけど外野から無責任に自粛だなんだと求めるやつは許さぬ。ぷんすか。

 さて。昔話は2019年4月の話。
 刀ステをジョ伝まで見ました。皮肉なことに三日月の出ないこのお話で初めて「刀ステ面白い!」と思いました。未来の自分達が過去の自分達にとっての重要なファクターとなる…こういう構造のお話大好きなの。個人的に「ぼく桃太郎のなんなのさ」話型と呼んでいます。
 あとこれはまだ理由が判然としないんだけど、黒田のお殿様が刀剣男士のことを理解しているのも好き。維伝でもあったパターンですね。これのどこが好きなのかはよくわかんない。
 ただ、私達はつい、昔の人は(技術的に現代に及ばないことを理由に)自分達より愚鈍であるように思ってしまいがちだけど、実際には人の知性というものは当然今も昔も遜色ないわけで。そうした側面を見せられるのが好きなのかなあと思ってみたり。

 途中顕現した三日月の声はあれ拡樹さんがされてるんですよね??何度聞いてもゲームの鳥海さんの声にしか聞こえなくてなんかすごい…。

 あとこのジョ伝では、映画からずっと見てきた長谷部がようやく報われた気がして涙しました。よかったね…。刀のほうのへし切長谷部を見た限り彼はお姫様のように愛されていて、いったい何が不満なのだとステ長谷部にはやきもきしてたので。

 ここまでいまひとつ乗りきれなかったけど、刀ステいいじゃん面白いじゃん!ちょうどその頃新作のチケットを友達が取ってくれたこともあり、初めての刀ステ!すごい楽しみ!
 希望に満ちた私は翌月「悲伝」を見ることになるのです。